単純疱疹

単純ヘルペスウイルスにより、皮膚や粘膜に疼痛を伴う水ぶくれができる病気です。口唇ヘルペスと陰部ヘルペスがあります。症状がなくても過去に感染したことがあると、紫外線やストレス、疲労、免疫低下によりウイルスが再活性化し支配神経領域で増えることによりおこります。抗ヘルペスウイルス薬の内服や外用薬を使用します。アトピー性皮膚炎では広がることがあるため注意が必要です。頻回に再発を繰り返す。性器ヘルペスでは再発抑制療法を行います。

帯状疱疹

過去に水ぼうそうにかかったことがあると水ぼうそうがなおった後も水痘帯状疱疹ウイルスは神経節に潜伏感染しています。加齢、ストレス、紫外線、免疫低下などによりウイルスが再活性化して増え、神経支配領域に一致して痛みや水疱が出現します。抗ヘルペスウイルス薬や痛み止めの内服薬を処方し、傷口の処置を行います。帯状疱疹後神経痛を残さないためにも、なるべく早く抗ヘルペスウイルス薬を処方します。50歳以上の方は帯状疱疹予防のため、ワクチンを任意接種（自費）できます。